無料で古紙回収をすることで一般ごみを減らす

ごみ問題はすべての人が考えなくてはならない課題です。自治体が無料で古紙回収をすれば、これまでちょっとしたメモやプリントなどは一般ごみとして燃やせるごみに捨てていたことが許されなくなってきました。燃やせるごみを減らすことにつながれば、環境にも優しいと言えるでしょう。これまでも、ダンボールや新聞紙雑誌類は古紙として資源物になっていました。しかし、郵便受けに入るチラシやお菓子の紙製の箱、ティッシュの空き箱などの古紙回収を無料で行うことは、一般ごみである燃やせるごみよりももしかすると資源物の割合が大きくなるのかもしれません。

燃やせるごみを燃やすためには大きなエネルギーが必要であり、そこには大きなコストがかかります。ごみ処理そのものに掛かる費用だけに目がいきやすいのですが、実際にはごみ焼却施設の維持費や、長い年月使用すれば設備投資、建て替え費用が必要になることも出てくるのです。これらの金額は修繕内容によって変わってきますが、数十万円ほどの内容から数十億円ほどになることも。燃やせるごみを減らせば、修繕の回数も減らせるなど、あらゆる面でのコスト削減が可能であることから、紙類のごみを資源物とするような流れになってきたのです。